ICTを活用した小学校デジタル教材アイデア66

森本 昭宏・浦野 弘 編著
A5判168ページ 定価:本体1,400円+税
ISBN978-4-909124-56-2 C3037

教科等を網羅した66事例を収録!
 コロナ禍の中、2020年2月に突如として学校の全国一斉臨時休業が実施され、それに続いて「GIGAスクール構想」が前倒しされ、小中学校で一人一台端末が実現しました。しかし、端末の配備から1年以上経過しているものの、いまだ十分に活用されているとは言い難いのが実情です。
 一方で、これからも学級集団による学びは継続するため、「一斉授業」や集団をコントロールする力量は、教師として変わらず求められます。したがって、当面する課題は、一人ひ
とりの異なる学び、仲間との相互作用的な学び、図書資料に代わるWebの活用、コンピュータを活用する新たな視点等々を教師がどう組み合わせていくかということになります。
 本書は、ICTを活用した授業の実践になかなか踏み出せない先生方に、簡単で魅力的な事例を紹介することを目的の1つとしています。そのため本書の事例には、想定する教科・学年を参考として記しています。ただし、ICTの汎用性ゆえ他学年への援用や教科等横断的な
学習にも活用できます。また、教師を目指す学生の中には、自らが体験した授業と異なるICTを活用した授業に対して戸惑いを感じている者が少なくありません。そのような学生の不安を取り除く事例を提供することも目的として、本書の執筆を行いました。

【ご活用ください】
○ICTを活用した授業実践に踏み出せない先生
○教師を目指している方で自らが体験した授業と異なるICTを活用した授業に戸惑いを感じている方

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目 次

1 国語(第2学年)わたしの宝物
  ―撮影機能を使ってスピーチの質を高める―
2 国語(第3学年)お話づくりを楽しもう
  ―写真で想像を広げる―
3 国語(第2学年)漢字の筆順を覚えよう
  ―筆順アプリで繰り返し練習する―
4 国語(第4学年)200字ピッタリをめざせ
  ―キーボード入力で要約文をつくろう―
5 国語(第3学年)アナグラムで遊ぼう
  ―デジタル付箋で言葉遊びをする―
6 算数(第5・6学年)「わけ」を理解し表現する家庭学習課題
  ―算数の説明名人になろう―
7 算数(第6学年)データ分析を通じた学習法改善
  ―勉強法の効果を実験で確かめよう―
8 算数(第3学年)スクラッチを活用した作図活動
  ―図形の理解を創作活動につなげる―
9 算数(第6学年)プログラミングによる創造的活動
  ―スクラッチで「九九練習ドリル」をつくろう―
10 算数(第6学年)プログラミングによる探究的活動
  ―スクラッチで繰り返し計算をするプログラムに挑戦―
11 理科(第3学年)動画観察による実体験の補完
  ―デジタルコンテンツを活用して本物を見せる―
12 理科(第4学年)タブレットで星座を観察
  ―星空アプリで夜の星空をイメージして学ぶ―
13 理科(第4・5・6学年)動画撮影による観察・実験指導
  ―観察が難しい実験を撮影して丁寧に見る―
14 理科(第6学年)3D映像教材の活用
  ―臓器を様々な角度から見てみよう―
15 理科(第3学年)温度グラフの共同編集
  ―「量的・関係的」な見方・考え方を育む―
16 理科(第5学年)端末のカメラで顕微鏡画像を撮影
  ―受精卵の変化をポートフォリオにまとめる―
17 理科(第6学年)月の満ち欠けから太陽の位置を知る
  ―ARアプリを活用した体験的な学び―
18 社会(第6学年)私たちのまちと戦争
  ―Teams による郷土資料館との連携授業―
19 社会(第4学年)デジタルマップをつくろう
  ―Padlet を使った福祉マップの共同編集―
20 社会(第6学年)天下統一までの三大ニュースを選ぼう
  ―Whiteboardによる共同編集とPadletによる意見の共有―
21 社会(第3・4・5学年)社会科授業開きは地図で決まり
  ―Google Map を活用して興味関心を高める―
22 社会(第3学年)オンライン社会科見学
  ―テレビ会議システムで現地と繋ぐ―
23 特別の教科 道徳(第3学年)反転学習と視覚的な支援
  ―自己と向き合い、思いを伝え、課題を解決する―
24 特別の教科 道徳(第6学年)自分の考えを可視化して深めよう
  ―集計、共有機能を活用して一人一人の考えを知る―
25 特別の教科 道徳(第4学年)多面的・多角的に考える①
  ―社会のルール・マナーを考え、議論する―
26 特別の教科 道徳(第6学年)多面的・多角的に考える②
  ―ワクチン接種を自分とのかかわりで捉える―
27 特別の教科 道徳(第1学年)思ったことを音声で入力しよう
  ―発言を視覚化して、みんなの考えを知る―
28 音楽(第5・6学年)音階をとらえたふしづくり
  ―直感的な旋律づくりで音楽に親しむ―
29 音楽(第1〜6学年)リズムでスタート・アップ
  ―拍を感じてボディ・パーカッションしよう―
30 音楽(第4・5・6学年)鑑賞の質を高めて交流しよう
  ―納得いくまで聴取し、感じ取ったことを話し合う―
31 音楽(第2〜6学年)リモート模唱・リモート合唱
  ―合唱の学習を効率よく、効果的に行う―
32 図画工作(第5・6学年)コマどりアニメーションをつくろう
  ―クレイアニメーションで物語をつくる―
33 図画工作(第5・6学年)デジタル背景の影絵づくり
  ―物語に合わせた背景をデジタルで描こう―
34 図画工作(第5・6学年)3D立体の鑑賞を楽しむ
  ―様々な角度から観察し、細部まで見つめる―
35 図画工作(第5・6学年)デジタルコンテンツの鑑賞教育
  ―オンライン鑑賞会・ARを使った鑑賞会―
36 図画工作(第5・6学年)制作者の意図をくむ造形遊びと観賞
  ―鑑賞の視点を自己表現し、鑑賞者に伝える―
37 体育(第5学年)美しいフォームを目指せ
  ―「タイムシフトカメラ」ですぐに跳び方を確認―
38 体育(第6学年)思いっきり跳べ
  ―測定アプリと学習カードで記録を効率化する―
39 体育(第6学年)体操金メダルを目指せ
  ―フォームを確認しながら何度も練習する―
40 体育(第6学年)生活習慣病を予防する
  ―糖分・脂肪分・塩分を調べて食生活を見直す―
41 生活(第1・2学年)生きものとなかよし
  ―自分で調べた飼育方法で虫を飼い、観察しよう―
42 生活(第1・2学年)カタツムリの不思議を見つけよう
  ―観察日記の記録にジャムボードを活用―
43 生活(第1学年)あさがおリースを作ろう
  ―作品を大型テレビで鑑賞し、良いところを見つける―
44 生活(第2学年)とび出せ!町のたんけんたい
  ―町たんけんの記録を広く・深く共有する手立て―
45 家庭(第5・6学年)ミシンは正しく、安全に
  ―安全な使い方を視覚的にわかりやすく伝える―
46 家庭(第5・6学年)オリジナルエコバッグづくり
  ―製作手順や目的に応じたぬい方を主体的に学ぶ―
47 家庭(第6学年)休日の献立を考えよう
  ―栄養のバランスと食生活の課題を知る―
48 家庭(第6学年)身近な食材で調理してみよう
  ―安全な調理方法を学び、食品ロスについて考える―
49 家庭(第5学年)自分の机をきれいに、使いやすく
  ―整理・整とんの工夫を共有し、友達から学ぶ―
50 外国語(第5・6学年)スリー・ヒント・クイズ(Three Hint Quiz)
  ―オンラインで謎解きゲームに挑戦―
51 外国語(第5・6学年)誕生日をお祝いしよう
  ―誕生日を聞いて、カードを贈ろう―
52 外国語(第5・6学年)世界の天気を調べよう
  ―バーチャルアシスタントに英語で質問―
53 外国語(第5・6学年)ショー・アンド・テル(Show and Tell)
  ―オンラインでプレゼンテーションゲームに挑戦―
54 外国語(第5・6学年)カタカナ英語の本当の発音は?
  ―正しい発音・スペリングを辞書アプリで確認―
55 外国語(第5・6学年)ブライユ(Braille)点字を知る
  ―英語点字を読んで短い文をつくってみる―
■ ICTを活用するための英語表現
  ―オンライン授業やタブレットを使った授業で活躍―
56 特別活動(クラブ活動)クラブ活動紹介動画サイトをつくろう
  ―動画アップサイトでクラブ活動を紹介する―
57 特別活動(学級活動、3・4年)いじめに関するアンケートの実施と活用
  ―アンケートを効率よく実施し、活用する―
58 特別活動(学校行事)卒業式をライブ配信しよう
  ―多くの関係者が参加しやすい行事を実施する―
59 特別活動(児童会活動)関係文書の共有化とペーパーレス化
  ―ファイルの共有化による作業の効率化・ペーパーレス化―
60 特別活動(第1〜6学年)リモート音楽集会を開こう
  ―校内放送・校内ネットワークを使って配信―
61 総合的な学習の時間(第5・6学年)未来の○○町を考えよう
  ―仮想空間型ゲームを活用した未来のまちづくり―
62 総合的な学習の時間(第3学年)はじめよう!エコアクション
  ―プレゼンテーションソフトを課題解決に活用―
63 総合的な学習の時間(第5・6学年)SDGs宣言をプログラミングしよう
  ―自分たちの課題をプログラミングで発信―
64 総合的な学習の時間(第5・6学年)やさしい町づくりプロジェクト
  ―思考ツールを活用して考えを整理し、提案する―
65 総合的な学習の時間(第3学年)地域安全マップをつくろう
  ―ジャムボードを活用して意見交換の質を高める―
66 学級集団づくり(第1〜6学年)クイズ機能を活用しよう
  ―教科やさまざまな場面で活用し、学習意欲を引き出す―
■ ICTを活用するにあたっての留意点
  ―学習効果を高める工夫とプログラミング教育の背景―


編著者紹介
森本 昭宏
1966年山口県生まれ。
埼玉学園大学人間学部教授。
武蔵野短期大学専任講師などを経て現職。専門は幼児美術・図画工作・彫刻。幼児の発達の段階を踏まえた粘土製作の研究、親子を対象とした造形ワークショップの実践と環境構成、国内外のアートプロジェクトおよび美術館における対話型鑑賞教育の研究を行う。主な著書に『保育・教育のための実践事例で理解する「表現」―幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿―』(共著、創成社)がある。

浦野 弘
1951年東京都生まれ。
秋田大学名誉教授。
東京学芸大学助手、秋田大学教育学部助教授、同教育文化学部教授、同附属小学校長(兼任)、埼玉学園大学人間学部教授などを歴任。専門は教育工学、科学教育。教員の力量形成に関する研究、授業研究方法の開発研究、新情報技術(ICT)の教育利用に関する研究、理科のカリキュラム・教材の開発研究などを行う。主な著書に『秋田の子供はなぜ塾に行かずに成績がいいのか』(単著、講談社+α新書)がある。